女性側不妊の原因

最近、不妊に悩んでいる夫婦が多くなっています。不妊の原因というと、女性側の原因だけでなく、男性側の原因で起こることも少なくないと言われています。不妊症を治療するために、まず不妊の原因を明らかにすることが必要です。ここで女性側の不妊の原因を説明します。まとめて言えば、女性の不妊の原因は主に排卵障害、卵管障害、子宮因子や頸管因子、抗精子抗体などの免疫因子などがあります。

排卵障害
排卵障害とは、卵巣での卵子の形成および排出に障害が起こることです。排卵障害を引き起こす原因は様々ですが、甲状腺疾患、肥満やホルモン分泌の異常に密接な関連があり、他には、ストレスやダイエットにもつながります。日本人の女性は45歳から56歳の間に閉経を迎えますが、まれに20歳台や30歳台にもかかわらず卵巣機能が極端に低下し無排卵に陥る早発卵巣不全も不妊症の原因になります。

卵管障害
卵管障害で起こる不妊の発生機序について、卵管閉塞によって卵管が通りにくくなっていたり、卵管周囲が癒着することで卵子が通れなくなってしまい不妊に繋がります。これらの症状を誘発する要因として、性器クラミジア感染症という性感染症や子宮内膜症などの疾患が挙げられます。特にクラミジアにか感染症は、感染していても無症状であることが多く、知らず知らずのうちに症状が進行してしまうので注意が必要です。

子宮因子
子宮には主に子宮内膜で受精卵の着床を成立させる、また宿した赤ちゃんを守り育てるという二つの役割があります。子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜ポリープ、子宮内膜の機能不全などの疾患で受精卵の着床がうまくいかなくなって不妊になってしまいます。一方、子宮奇形とは先天的に子宮が変形している状態ですが、不妊症の原因というより、むしろ反復する流産の原因となると報告されています。

頸管因子
子宮頸管とは、子宮の出口を巾着のように閉めてバリアをしている筒のような部分です。排卵が近づくとその筒の内部を満たす粘液が精子の貫通しやすい状態に変化しますが、この粘液の分泌が少なかったり、精子の貫通に適していなかったりすると、精子は子宮内に侵入しにくくなり、妊娠が起きにくくなります。

免疫因子
人間の免疫機能によって細菌やウイルスなどの外敵と闘い自分を守ることができます。免疫機能に異常が生じる場合、精子を外来物として攻撃してしまうことができ、結局、精子の運動性を妨げ、精子と卵子の受精を阻害して不妊を引き起こします。

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